マウスピース矯正を始めるかどうか迷っていますか?高額な費用がかかるため、始めたからには最後までやり遂げて美しい歯並びを手に入れたいですよね。
実は、マウスピース矯正には開始してみて初めて気づく、予想以上に大変な「挫折ポイント」があります。実際、途中で挫折してしまう方も一定数いるそうです。
マウスピース矯正は一度装着をやめると歯が動いてしまい、数週間後・数か月後に再び付け直すのは困難です。歯科医に行ってマウスピースを作り直すことになり、最悪の場合、再度費用がかかることもあります。
そんなもったいない事が起きないように、最後まで完走するために、今回は私が経験したマウスピース矯正の「挫折ポイント」を正直にお伝えします。このポイントを知り、対策がわかった上で矯正を始めれば、途中で挫折する確率はグッと下がるでしょう。
これから矯正を始める皆さんが損しないように、少しでも参考になれば幸いです。
結論:心が折れる「挫折ポイント」はほぼ外出時!自分のタイミングでマウスピースの着脱ができない、外した後の管理、歯磨きできるトイレを探すのも大変です。
マウスピース矯正を始める前に知っておきたい「挫折ポイント」は、ほとんどが外出時に発生します。自分のタイミングでマウスピースを着脱できないことや、旅行中のホテルでの管理、食べ歩きや会食中に歯磨きできるトイレを探すのが大変なことが挙げられます。
対策としては「ストイックになり過ぎない」「一生続くわけではないと割り切る」「支払った金額に想いを馳せる」などの心構えが大切です。年単位の長い治療であり、自己管理が必要なマウスピース矯正を成功させるには「ゆるく長く」のマインドが成功のカギとなります。
心が折れる「挫折ポイント」とその対策5選
筆者が「マウスピース矯正面倒くさい、もうやめてしまいたい」と思ったポイントを5つご紹介します。具体的な状況をお伝えしますので、参考にしてください。
①食べ歩き・テーマパーク
浅草・新大久保・川越・鎌倉など、最近「食べ歩き」が楽しめるスポットが増えています。屋外での食べ歩きは楽しいですが、マウスピースを外す場所や食後に歯磨き・装着するトイレを見つけるのが難しいことが多いです。街の飲食店で借りるのも難しく、公衆トイレの衛生面も気になります。その結果、数時間装着できないことがありました。
また、東京ディズニーリゾートやUSJなどのテーマパークでは、アトラクションやショーの合間に飲食することが多いです。一旦マウスピースを外すと、長時間外しっぱなしになることが多くなります。また、人気アトラクションの行列に並んでいると、タイミングを逃してしまうこともあります。
飲食を控えるか、こまめに時間管理しながらトイレに行ってマウスピースの着脱を心がけましょう。
②旅行中のホテル
旅行中も大変です。いつもなら家に帰って外したマウスピースは専用のコップを使い、洗浄剤に漬けるのが一般的ですが、ホテルにそのコップはありません。歯磨き用のコップは置いてありますが、さすがにそこにマウスピースを漬けておくのは気が引けてしまいます。
旅行の際のストレスは事前の準備で対策しましょう。筆者は紙コップを2~3個持参し、洗浄剤も多めに持っていくようにしています。
③飲み会・会食
飲み会や会食の際、トイレに行くタイミングを逃してしまうことがあります。親しい友人なら「ちょっと・・・」と声をかけて中座しやすいですが、会社の上司や取引先が一緒の席では抜けるタイミングが難しいです。また、小さな居酒屋ではトイレが男女共用だったり、洗面所がトイレの外にあって歯磨きがしにくい場合もあります。
さらに、酔っぱらってどこかにマウスピースを置いてきてしまったり、夜遅く帰宅してマウスピースを外したまま寝てしまう、なんてこともあるかもしれません。お酒はほどほどにして、時間に余裕を持って帰るように心がけましょう。
④朝
朝はボーっとして頭が回らないことが多いです。学校や会社に行く準備で忙しい中、朝食を食べていると「気が付けば出発時間!」なんてことも。
筆者は朝食を食べる習慣があまりないので、外す⇒口内洗浄⇒歯磨き⇒装着の作業にあまり時間を要しませんが、優雅に朝食を摂っているとマウスピースを外したまま出社して大変なことになるかもしれません。マウスピースを装着したか、今一度確認の上、家を出るように心がけましょう。
⑤仕事中・授業中
仕事中や授業中に席を立つタイミングがないと、お菓子をつまんだり飲み物を飲めないストレスがあります。周りが簡単にできていることができないのは、想像以上にストレスを感じるでしょう。
キシリトールタブレットなど「装着したまま食べれるもの」を用意しておくことをおススメします。
また、ランチ後にそのまま仕事や授業が始まると、タイミングを逃して長時間マウスピースを外しっぱなしになることもあります。ランチを早めに切り上げる、ミーティングの時間などから逆算して、意識的に歯磨き・装着の時間を作るようにしましょう。
挫折しないための心構え
ここからは長いマウスピース矯正治療を乗り切る「成功するためのマインド」をご紹介します。
①ストイックになり過ぎない
マウスピース矯正は年単位での長い治療です。あまり神経質になり過ぎないことが長く続ける秘訣です。
私の場合、「1日20時間以上装着」が目安でしたが、日によっては20時間を下回ることもありました。装着する際にきつく感じて「マズいかも…」と焦ることもありましたが、「少し経つと慣れて問題なく続けられる」ことに気付き、それからはあまり気にしすぎず、食事や会話を楽しむようになりました。他の日で挽回(規定時間以上に装着)することができれば尚良いと思います。
また、状況によっては歯磨きをせずに「うがい」や「フロス」で、ある程度の口の中の汚れを落としてマウスピースを着けるというのも一つの手です。(その際、マウスピースに汚れが付着していますので、家に帰ってからしっかり汚れを落としましょう。)
②「一生続くわけではない」と割り切る
矯正生活は確かに長い道のりですが、永遠に続くわけではありません。数年の努力で、一生ものの綺麗な歯並びを手に入れることができます。
「今だけ頑張れば、素敵な歯並びが手に入るんだ」と自分を励ましながら、楽しんでいきましょう。未来の自分を想像して、モチベーションを保ち続けることが大切です。
③支払った金額に想いを馳せる
マウスピース矯正の費用は、何十万~百万円単位と決して安くはありません。筆者はその大きな投資額を思い出すと、不思議とやる気が湧いてきていました笑
「これだけお金をかけたんだから、もう少し頑張ろう!」と自分を応援してあげましょう。
支払った金額を思い出すことで、途中で挫折することなく、最後までやり遂げる力が湧いてくるはずです。
まとめ
今回は筆者が矯正中に心が折れそうになった「挫折ポイント」と、その対策についてご紹介しました。思った以上に多くの挫折ポイントがあったのではないでしょうか?
マウスピース矯正は自己管理が求められる治療法です。簡単に着脱できるため、途中でやめてしまう誘惑に負けない「続ける覚悟」が必要です。
「20時間以上つけられなかったからもう駄目」や「歯磨きできないから装着しない」と厳しくなり過ぎずに、ゆるく長くやっていくことが成功のカギです。
マウスピース矯正は高額な費用がかかるため、途中で挫折してしまうのは非常にもったいないことです。せっかく始めたからには、美しい歯並びを手に入れるその日まで、楽しみながら続けましょう!
完璧主義とは程遠い筆者でもここまで続けることができたのですから、この記事を読んでいる皆さんもきっと大丈夫です!本記事の「挫折ポイント」と「その対策法」を今一度チェックした上で始めることをおススメします。
本記事がマウスピース矯正を始めようか迷っている方の参考になれば幸いです。
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